介護職を辞めたいと思ったときに考えておきたいこと

今、介護のお仕事を「辞めたい」と考えている、あなた。

誰にも相談できず、ただただ時間を消費するだけの毎日。

日々悩み、心身ともに疲れ果て、解決の糸口もつかめずにツライ日々を送っていらっしゃることでしょう。

仕事を「辞めたい」と悩むあなたは、大なり小なり自身の「欲求」や「希望」、「願い」が満たされず、「フラストレーション状態」に陥っているはずです。

早計に失し、後々「あのとき○○しておけば」といった後悔をすることがないよう、今いちど、ご自身を客観的に分析して、あなたの本当の心意を把握することが必要です。

ここではそのお手伝いとして、あなたの「辞めたい」に真正面から向き合う方法をご紹介します。

あなたが辞めたいのはなぜ?介護職の主な悩みとその解消方法について

キョウコ

キョウコ
ストレスが原因で辞めたい方におススメです。

 

>ストレスが原因で介護職を辞めたい、ストレスフリーな働き方ってできないの?

キョウコ

キョウコ
仕事に向いてなくて辞めたい方におススメです。

 

>自分は介護に向かない性格?仕事に向いていなくて辞めたいと悩んでいるときは

キョウコ

キョウコ
人間関係に悩んでいて辞めたい方におススメです。

 

>介護の職場の人間関係が最悪で辞めたい…そんなときの対処方法とは?

キョウコ

キョウコ
仕事を始めたばかりで辞めたい方におススメです。

 

>新人介護士だけど仕事をもう辞めたいと思っている方へのアドバイス

介護職を辞めたいと思ったときにすべき3つのこと

「辞めたい」に真正面から向き合う。

ふだん、煩雑(はんざつ)な時間に追われ、つい目を背けがちなことかもしれません。

しかし、間違った判断を避け、正しい選択を行うためにも、自分自身へ正直に問いかけてみることはとても大切なことです。

①まずは辞めたい理由を洗い出してみる

(公財)介護労働安定センターが行った、平成28年度介護労働実態調査結果によると、介護関係の仕事をやめた理由として、

「職場の人間関係に問題があったため」が一番多く、次に「結婚・出産・妊娠・育児のため」、

「経営理念や運営のあり方に不満があったため」、「有給休暇が取りにくい」、「身体的負担が大きい」と続いています。

やはり、介護職は「人」に関わり、「人」と連携するお仕事ですから、他職種に比べて人間関係における悩みが増えるのは当然でしょう。

また、「休みがなかなかとれない」、「腰痛に悩まされる」といった介護職特有の悩みもけっして少なくないはずです。

まずは、調査結果を参考に、今、一番悩んでいること、ツライことは何であるかを一つ一つ洗い出してみましょう。

ポイントは頭の中で考えるだけではなく、実際に書き出してみることです。

漠然とした考えやモヤモヤとした思いを紙にまとめるだけで、あなたの「辞めたい」理由がより具体的になるはずです。

②理由をもとに、辞める必要があるのかないのか考えてみる

「辞めたい」理由を書き出すことはできましたか。

今いちど、書き出した内容を振り返ってみてください。

注意してほしいことがあります。

あなたの「辞めたい」理由の中で、具体的な原因があるわけではないのに、

「○○さんがキライだから」、「△△管理者のやり方がムカつくから」

といったものはありませんか。

明らかな原因もなく、ただなんとなく、「キライ」、「ムカつく」といった理由については、本当に辞める必要があるか否かを再考する必要性があります。

なぜ「キライ」なのか、なぜ「ムカつく」のか、その原因を突き止めなければ、

「同じようなタイプの人間がいる職場では仕事が続かず、また転職を繰り返す」

といった悪循環に陥ってしまいます。

「キライ」、「ムカつく」といった感情は、自分の人生観や価値観といった、心の奥深い部分に左右されている場合が多く、冷静に判断できないことがあります。

そのため、自身で安易に判断するよりは、客観的にあなたを見ることができる信頼のおける友人や職場の同僚、親兄弟といった、身近な人に相談することはとても有効です。

③辞めた後のことについても考えてみる

「辞めたい」気持ちが優先され、後先を考えずに職場を退職してしまう人の話しはよく耳にします。

一時の感情のままに行動することすべてが悪いとはいいませんが、残された介護現場の職員に多大な迷惑を掛けることになりますし、

何より、あなたにとって大きな不利益をもたらすおそれがあることを忘れてはいけません。

「介護職は人手不足だから、すぐに転職できる」

たしかに、現状はそうです。

しかし、あなたの「望む」介護職があるか否かは、まったく別な話しです。

人間関係、会社の理念、給与面、福利厚生面など、あなたの希望する条件に合う介護職がどれだけ存在するでしょう。

そして、あなたの理想とする介護現場との出会いには時間がかかるかもしれません。

「辞める前」であっても、「辞めた後」のことを見据え、職を辞す現場になるべく迷惑が係らないよう配慮することはもちろんのこと、

転職活動にはある程度の期間が必要であると意識し、経済的にも精神的にも余裕を持つことが重要です。

”介護職を辞めたい”からの脱出方法①:職場を辞めずに辞めたいから抜け出すには?

介護職を「辞めたい」理由に真摯(しんし)に向き合ったあなたは、自分自身について、冷静に、そして具体的に考えることができたでしょう。

その過程で、実は職場を辞めたいのではなく、仕事のやり方を工夫することで「辞めること」を解決できることに気づかれたかもしれません。

そんなあなたに「4つ」のアイデアをご紹介いたします。

①仕事の中にやりがいを見つけたり、目標を決めて頑張ってみる

「マンネリ化した仕事に嫌気がさした」などを「辞めたい」理由に挙げた方には、ぜひ、おススメです。

おそらく、あなたは上昇傾向が高く、学習意欲や勉強熱心なタイプです。

今いる介護現場の仕事の効率化を図る、利用者様のサービスご利用の満足度をアップさせる、といった仕事面で目標を立てたり、

チームリーダーや介護主任といった役職を目指したり、また、介護福祉士やケアマネジャーといった上位資格を取得したりと、常に目標を掲げることが大切です。

きっとあなたはマンネリを脱して、日々の仕事でやりがいを感じると同時に、確実にキャリアアップも手に入れることができるでしょう。

②同僚や利用者さん、職場で親しい関係となれる仲間を作ってみる

もし、あなたが職場の人間関係で「辞めたい」と考えている場合。

職場には他の同僚や利用者様、その他大勢の人がいるのに、悩む相手のことばかり考えてはいませんか。

人は「フラストレーション状態」にあると、悩む相手との関係だけに囚われ、周囲は極端に見えなくなります。

そんなときは、自分と悩む相手との関係だけではなく、視野をもっと広げ、いろいろな人間関係を築いてみることをおススメします。

仕事や人生についての考え方は同じ人もいれば、違う人もいます。

大切なことは、お互いがお互いの価値観を認め合うことができるかどうかです。

そんな関係性が持てる仲間がきっと、あなたの職場にはいるはずです。

ぜひ、積極的に職場の同僚や利用者様に話しかけ、新たな人間関係を作ることに挑戦してみてください。

③休暇を取ってリフレッシュしてみる

心身の疲労は、人間の正常な判断を奪います。

そうはいっても、なかなか有給が取れない、休みも自由に選べないというのが現状です。

しかし、あなたの「辞めたい」が、「体が疲れて、気力体力がもう限界」という理由であった場合…

そうです、その根本を解決しなければ、職場を辞めるしかないのです。

少し意を決する必要があるかもしれませんが、職場の上司にあなたの心身の状態を理解してもらい、「仕事を続けるために、休暇を取ってリフレッシュしたい」と相談してみましょう。

よほどのブラック企業でないかぎり、職員の直談判に耳を傾けない会社はないでしょう。

④オンオフの切り替え、プライベートを充実させてみる

プライベートな時間、例えば、帰りの電車の中、入浴中、寝る前…ふと気づくと仕事のことを考えている。

もし、あなたがそれに当てはまるとしたら、「仕事中毒」のおそれがあります。

無意識のうちに仕事のことばかり考えるようになり、心身ともに休まる時間がありません。

きっと、少しずつストレスは溜まり、集中力も欠け、気づいたころには疲れ果て、職場を「辞めたい」なんてことになるかもしれません。

これを防ぐためには、仕事のオンオフの切り替えをうまく行うことです。

「仕事中毒」の方は、無意識に仕事のことを考えてしまうので、最初は訓練が必要です。

例えば、仕事帰りに強制的に予定を入れてしまう。

スポーツジムへ行ったり、趣味や習い事を始めたり。友人と食事や旅行に出掛けたり、映画を観たりするのもいいですよ。

とにかく、仕事と無関係な事柄を「意識的」に行うことが大事です。

そうして、仕事のことを「考える」時間と「考えない」時間をはっきりさせることで、仕事とプライベートの両方を充実させることが可能となるのです。

”介護職を辞めたい”からの脱出方法②:職場を変えて辞めたいから抜け出すには?

あなたが自分の状況を客観的に分析し、熟慮した結果、職場を変えることが必須であるとの結論に至ったとするならば、それは前向きで有益な判断です。

おそらくあなたは、自分に何が必要で、何が要らないかを把握しており、そしてどんな職場環境を求めているか明確なビジョンをお持ちでしょう。

でも、まだ職場を変えて「辞めること」に不安な気持ちはありますよね。

考え方のアドバイスとして次の「4つ」をご紹介します。

①職場を辞めること、転職することは悪いことではない

介護のお仕事については、施設一つをとっても様々な種類があります。

特養や老健、グループホームやデイサービス…基本、「介護」を基礎としながらも、行うサービスの内容は同一ではありません。

そして、そこには介護職員をはじめとし、看護職、OT、PT、生活相談員、ケアマネジャーといった様々な専門職が関わってきます。

そんな関係のなかから、他施設や他職種へ興味を持ったり、キャリアアップや資格取得を考えたりすることはけして悪いことではなく、

むしろ企業にとっても、もちろんあなた自身にとっても大変有益なことです。

したがって、転職は社会全体を活性化し、一人ひとりの能力を底上げする意味からも、今後ますます日常化することでしょう。

②給料や働き方など職場を変えることで解決できる悩みもある

あなたの「辞めたい」理由が、具体的なものである場合は、解決にそう時間は掛からないかもしれません。

われわれ日本人は、雇用してもらいたいために、履歴書や面接時に、労働条件に関して曖昧にしてしまう傾向があります。

本当は「いくらいくらの給料がほしい」、「休みは何日以上ほしい」、「夜勤はしたくない」といった希望があるのに、そういった本音の部分を隠してしまいがちです。

これらを我慢して仕事を続けると、何が起こるのか。

言わずもがなですね。

「欲求不満」つまり、「フラストレーション状態」です。

ですから、あなたが自分の求める労働条件を具体的に把握しているのであれば、その条件に適う職場を探すことで問題は解決するのです。

③次の職場であなたが何を叶えたいか、明確にしておくことが大事

次の職場であなたが何を叶えたいか。

これはとても重要なことです。

その内容は明確に、そして、より具体的なほうがいいです。

例えば、「介護技術を磨いて、指導する側になりたい」や「○○の資格をとって、こんなことをしたい」でもいいですし、

もっといえば、「子どものために頑張って、○○円貯めたい」でもいいのです。

要は、何のためにその仕事をするのか、常に目的、目標を忘れないことが意欲を維持するためには必要です。

④職場探しや情報収集は介護専門の転職エージェントの活用を

やはり「餅は餅屋」というように、転職を考える場合は、転職エージェントを利用されることを強くおススメします。

理由はやはり、「有益かつ豊富な情報」や「あらゆる仕事のノウハウを蓄積している」、の一言に尽きます。

ただでさえ、毎日多忙な時間を送っているあなた。

独力で、数多もある介護施設の中から、自分の希望に沿う職場を探すことは非常に困難なことです。

あなたの貴重な時間をムダに使わないためにも、転職エージェントをうまく活用しながら、転職活動を行いましょう。

職種別・職場別、辞めたいときの考え方について

辞めたいときの考え方や転職方法:職種別

>ヘルパーを辞めたいと思ったときに考えておきたいこと
>介護福祉士を辞めたいと思ったときに考えておきたいこと
>ケアマネを辞めたいと思ったときに考えておきたいこと
>社会福祉士を辞めたいと思ったときに考えておきたいこと
>生活相談員を辞めたいと思ったときに考えておきたいこと
>介護主任を辞めたいと思ったときに考えておきたいこと
>デイサービスのパート職を辞めたいと思ったときに考えておきたいこと

辞めたいときの考え方や転職方法:施設別

>特養を辞めた後の就職先や転職活動について
>老健を辞めた後の就職先や転職活動について
>有料老人ホームを辞めた後の就職先や転職活動について
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>サ高住を辞めた後の就職先や転職活動について
>ケアハウスを辞めた後の就職先や転職活動について
>地域包括支援センターを辞めた後の就職先や転職活動について

辞めたいという気持ちは”変化”が必要なサイン、前向きに捉えてこれからのことを考えてみよう

「辞めたい」気持ちが生まれたときは、自分の心が充足されていない「フラストレーション状態」であるというサインです。

今の職場を「辞めない」で解決する方法、今の職場を「辞めて」解決する方法、二通りがありますが、

いずれにしても、自分の「辞めたい」理由に真剣に向き合い、その原因をよく探ることが重要です。

あなたの人生がより豊かで、より充実したものになりますように。