介護福祉士の仕事を辞めたいと思ったらどうすればいい?

「介護福祉士の仕事を辞めたい…」と悩んでいませんか?

介護職の離職率の高さは以前から問題視され、厚労省の調査によると平成19年度の介護職員の離職率は21.6%であり、約5人に1人が毎年職場を去っている状況にあります。

しかし、「もう辞めたい!」という気持ちだけで勢いよく辞めてしまうのは危険です!

「介護福祉士を辞める人は何が大きな原因となっていたのか?」
「辞めた後はどのような進路があるのか?」
「辞める前に考えておかないといけないことは…?」

など、この記事では「辞めたい」と思ったときに知っておきたいことをまとめていますので、この先のことを考える上でぜひ参考にして頂ければと思います。

介護福祉士を辞めたい人に多い理由とは?

①人間関係に悩んでいる・人間関係が原因で辞めたい

「職場の人間関係が原因で辞めたい」という介護職員は非常に多いです。

厚生労働省の調査では離職理由に「職場の人間関係に問題があった」と回答している人は24,7%であり、これは離職理由のTOP3に入っています。

介護の現場では利用者とのコミュニケーションが大切と言われていますが、そんなコミュニケーションが大切な職場であっても同僚間のコミュニケーションは重要視されておらず

「コミュニケーションのプロが、職場のコミュニケーションで悩む」といったおかしな現象が起こっています。

② 待遇に悩んでいる・低賃金が原因で辞めたい

次に多いのが介護職の低賃金です。

厚生労働省の調査のうち待遇に直結するもの(育児・収入・将来の見通し等)の項目は 16項目中4項目と実に1/4が待遇に不満があり退職しています。

行政も賃金に関しては「介護職員処遇改善加算の導入」により企業にキャリアパスの導入や、勤続できる環境の整備を促していますが、それでも他の業種と比べて賃金が低いのが現状です。

入所系施設の中では「介護職は夜勤で稼ぐもの」というのが通例な施設もあります。

③ 将来に悩んでいる・今後が心配で辞めたい

介護職員の中には「将来の見通しが立たないから辞めたい」と思う人も多いです。

資格を取得し、体力も十分にあった20代はなかなか感じなかった不安です。

30代になり、周りが結婚や出産・育児期に入るとふと我に返ります。

上がらない給料、不規則な勤務、休みも取りにくい、体力勝負…

こんな状態で結婚して育児が出来るだろうか、体力が持たなくなったら仕事ができないのではないか、30を過ぎてからの転職先は見つからないのではないか…

こういった不安が30代~40代の中堅どころが離職する理由なのです。

介護福祉士を辞めた後はどうする?介護福祉士の転職先とは?

①介護福祉士から他の職種にチャレンジしてみる

介護福祉士の経験があるのであれば、他職種にチャレンジしてみるのもいいでしょう。

特に体力に自信がなくなってきた場合はケアマネージャーや社会福祉士といった事務方を目指すことで今までの経験をもとに更なるキャリアアップを行うことができます。

ケアマネージャーにチャレンジするなら

ケアマネージャーの場合は一般的に介護福祉士としての勤務年数が5年あれば受験することができます。

受験にあたり勤続証明が必要となりますので、転職をされた場合は以前勤めていた会社に勤続証明を出してもらうこととなります。

社会福祉士にチャレンジするなら

社会福祉士への挑戦を考えている場合は、スケジュールをしっかりと練らなければなりません。

福祉系大学を卒業していない場合ですと受験資格を得る為にある程度時間がかかるからです。

現在は通信教育での受験資格取得も可能ですので、自分がどのパターンに該当するのかをチェックし、取得に向けての準備を行うことからスタートしましょう。

またケアマネージャーや社会福祉士の試験内容は介護現場での知識だけでは太刀打ちできません。

介護保険の事に関してじっくり勉強していく必要があります。

座学だけではイメージしづらい分野ですので、おススメの勉強法は勉強したことを施設のケアマネージャーや相談員に「これってこういうこと?」と解釈を伝えてみることです。

介護保険を直接扱う業種に、きちんと説明が出来れば試験においても点数が取りやすくなります。

②介護福祉士として他の職場で再スタートしてみる

他の現場に転職してみるのも一つの手です。

入所系施設で勤務していた人が通所系施設に行くと業務の違いにビックリすると思います。

また通所系では夜勤もなく、利用する高齢者も原則「通所施設に通うことが出来る方」ですので重症な方へのケアや不規則な勤務形態から解放されます。

もちろん夜勤手当はなくなりますが、身体への負担は格段に減ります。

通所系施設から入所系施設に転職した場合も同様です。

こちらの場合は不規則な勤務や重症者へのケアが必要となりますが、そのぶん専門職としてのやりがいを見出すことができる環境でもあります。

また夜勤手当によって月の収入が格段に上がります。夜勤明けの独特の解放感を味わえるのも入所系ならではの環境です。

介護福祉士を辞める前に知っておきたいこと

いまの職場を辞めるまでのスケジュールを立てる

退職を考えたらまず先にしておくことが「会社規定を読む」ことです。

一般的には退職する3か月前に辞表をというのが常識ですが、会社規定によっては半年前や一年前と記載されている所もあり、その規則を守らなければ退職金が減らされるケースもあります。

会社の規則に則ったスケジュールで相手方に退職の意思を伝えましょう。

また他業種に転職をする場合は「奨学金」にも気を付けましょう。

特に専門学校や大学に行く際に奨学金を借りていた方は一度奨学金貸与の項目を確認しておきましょう。

中には「借りていた都道府県で介護福祉士として〇年勤続する事で返済免除」となっているケースが多く、年数に達していない場合は転職した瞬間から奨学金の返済がスタートしてしまいます。

次の職場の候補は早めに探して始めておく

転職の際に次の職場の就労条件や今後の生活をイメージするためにも、なるべく早めに転職先候補を探しておく事が必要です。

これは再就職をする際にもらえる「再就職手当」を確実にもらうために、ある程度下準備をしておくことが必要だからです。

早期再就職支援金とは?

早期再就職支援金とはハローワークを通じて再就職をした場合は、手当てがもらえる制度です。

具体的な計算式は(支給残日数×基本手当×給付率)です。

この基本手当の上限は60歳未満が6,070円、60歳以上~65歳未満だと4,914円です。

給付率は再就職までの日数で70%か60%に分かれます。仮に失業認定から10日内に再就職した場合最大で(80日×6070円×70%=339,920円)が就労後にもらえます。

再就職手当を満額近くもらうには再就職先に「再就職手当の受給をしたいので〇〇には就労したいと考えている」事を明確に伝える事が大切です。

その為にも早めに候補を決め、再就職手当の支給に向けた動きをとっていかなければなりません。

職場を選ぶときは施設見学も忘れずに

次に働く環境を予め見ておくことも必要です。この時1日に様々な施設を回るのはおススメしません。

人間はどうしても最後に見た環境を一番覚えてしまっている為、再就職先の選定が曖昧になってしまいます。

1日に多くても2か所以内にしておきましょう。

これらの施設見学、その後の交渉、退職の準備を働きながら並行していくのはとても時間と手間を費やします。

退職の準備に関しては会社規定に則って進めなければなりませんので、再就職先の候補は早めに決めておくことをおススメします。

まとめ

介護を辞めたいと感じる瞬間は誰にでもあります。

その様な時はそれが一時的な感情なのか、継続して続く不安・ストレスとなりうるのかを冷静に分析し、次のステップへ進むことが大切です。

また、退職する際はきちんとした手続きを踏むことで収入面でもサポートできる環境があることをお忘れなく。

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