介護の派遣を辞めたい、円満に退職するポイントと辞めた後の考え方

介護保険制度においてなくてはならない存在、それが介護職員です。

介護職員の働く形態としては、正規職員として働く方法と、パートやアルバイトなど臨時職員として働く方法、さらに派遣職員として働く方法などがあります。

派遣職員は、人材派遣会社から派遣されて介護施設で働く人ですが、所属自体は介護施設ではなく派遣会社となります。

ということはもしも介護の派遣を辞めたい場合、介護施設のルールに配慮しながらも派遣会社の規則に準じる必要があるのです。

これらを考慮しながらできるだけ円満に退職したい場合、そのポイントと辞めた後の考え方についてご紹介します。

介護の派遣で辞めたい理由に多いのは

まず、介護の派遣職員が辞めたくなる理由について、多いものをご紹介しましょう。

①仕事の責任が重くて辞めたい…

派遣といえども介護職員として働く場合、一人のスタッフとして介護施設で働くわけです。

これは、入居者や利用者からしてみれば、派遣だろうが正規職員だろうが関係ありません。

一人のスタッフなのです。

つまり、利用者側から求められるケアなどについては、他の職員と変わりないということになります。

介護の仕事は、医療ほどではないとしても命を支える現場です。

いえ、医療ほど専門的な処置や対応ができない現場で、例えば食べ物をのどに詰まらせて窒息した場合への対応などを行わなければなりません。

そのため製造業などの派遣に比べると、明らかに「自分の責任が大きい…」と感じるものなのです。

このプレッシャーに耐えられなくなると辞めたくなってきます。

②働き方は同じなのに待遇に差があり辞めたい…

これは、介護の派遣に限ったことではないかもしれません。

正規職員やパート・アルバイト職員など、介護施設が直接雇用している職員と比べ、差があまりない…ということに悩む人がいるのです。

介護という業務に対しての責任は前述したとおりですが、ここでいう「差」とは別のもので、例えば会議への出席、受け持ちの担当利用者をもたされる、行事の企画スタッフとして任命される、などです。

まず、一つずつみていきましょう。

<会議への出席>

特に入居者がいる介護施設は、夜勤業務があるため交替勤務体制を組まなければなりません。

ということは、毎日同じ職員が顔を合わせて仕事をするわけにいかないのです。

ですからケアの方法などを検討する場合、介護職員会議のような会議を開いて決定していきます。

この会議に、派遣も出席しなければならない場合があります。

もちろん、残業手当の支給対象となるため、賃金の支払いは発生しますが、プライベートな時間も大切にしたい…と派遣会社に所属している場合には、負担に感じることがあります。

<受け持ちの担当利用者をもつ>

入居サービスの事業所でも、通所や訪問サービスの事業所であっても、職員が担当する利用者を決めている場合があります。

特に定員100人規模の大規模事業所で「ケアプラン」と呼ばれる“サービス計画”を立てる場合、施設のケアマネ一人では立てることは困難です。

そのため、数人の利用者を職員が受け持つ「担当制」を導入し、担当した利用者のケアプランはその職員が立てるということをしています。

同じように、通所サービスなどでも担当利用者を決めることにより、その利用者の情報やご家族とのやりとりを主に担当職員が行うことにより、何かあった場合には担当職員の出番…ということになります。

これは、やりがいがあると共に新たな責任となります。

派遣なのに、正規職員などと同じように受け持ちをもたなければならないことに、不満を感じる場合があるのです。

<行事の企画スタッフとして任命されることも>

介護事業所では、入居あるいは利用されている人達のためにイベントを行うことがあります。

「年間行事計画」なるものを立て、春秋の行楽ドライブや8月の夏まつり、9月の敬老祝賀会に12月のクリスマス会など、盛りだくさんの事業所もあるのです。

もちろんこれらのイベントは、企画を担当しているスタッフが居ます。

大きなイベントになると何度も会議を重ねますが、当然ながら通常の介護業務の間にはできないため、夜などの時間外になることがほとんどです。

しかも、休日に出勤しなければならないことも…

またイベントの準備や終わった後の片づけなども、企画スタッフが先頭に立たなければなりません。

この業務が、派遣スタッフとしては負担に感じることがあります。

③身体的な負担が大きくて辞めたい…

介護職の職業病といわれるのが「腰痛」です。

介護保険制度が始まる2000年より前の介護事業所では、介護の仕事に必要なのは「パワー」でした。

しかしボディメカニクスを活かした介護技術が浸透し始めると、パワーではなく「コツ」が重要視されるようになりました。

とはいえ、未だにある程度は力に任せられている面もありますし、中には、新任職員指導を行う際にボディメカニクスを説明できていない事業所もあるのです。

ですから、身体的な負担が大きくて続けられない…という人がいるのです。

派遣介護を退職するまでの流れ

では、介護の派遣を辞めたくなった場合、しかも円満に退職する場合にはどのようなことに注意する必要があるのでしょうか?

まず派遣会社の場合、退職するというと2種類あります。

(1)派遣先の介護事業所を辞めるのか、(2)人材派遣会社自体を辞めるのか、です。

ここでは、派遣先の介護事業所を辞めるというケースで話を進めます。

①派遣会社に退職を申し出る

まず、派遣されている場合には派遣会社の担当スタッフに「退職」を相談することになります。

派遣会社はその介護事業所と請負契約を結んでいることが多いものです。

もしも派遣しているAさんが辞めた場合には、その補充要員も派遣会社が探して派遣させなければならないことがあるのです。

つまり、派遣されている個人だけの問題ではなくなります。

そのため、まずは派遣会社の担当スタッフに相談し、どうしても退職しなければ抱えている問題が解決しないのか…などを話すことになります。

②派遣会社から介護事業所へ申し出る

どうしても退職することになった場合、派遣されている職員ではなく派遣会社から介護事業所へ伝えることが多いものです。

この際に、派遣されている者がいつまでに辞めたいのか?、その補充要員をいつまでに派遣するのか?、ということが話し合われることになります。

請負契約の内容が、誰も派遣できないような間が空かないように締結している場合には、派遣会社の責任で必ず探さなければなりません。

ですから、いつ辞めるのかということは派遣会社の都合に左右されることが多くなります。

介護事業所としてみれば、間が空かなければ良いわけですから。

③介護の派遣を円満に辞めるには?

補充要員について派遣会社が責任をもつ場合、介護事業所は、派遣されてきた人に対し新たに指導しなければなりません。

新任職員への指導というのは、かなりの負担となります。

なぜなら、通常の仕事を行いながら細かく説明しなければならないからです。

介護業務経験者であれば、基本的な介護技術を教える必要はありませんが、それでも指導者と介護事業所には大きな負担となります。

ですから、辞めるまでに十分な期間をもつことと、できれば新しく派遣された人と辞める人が重複した期間をもてると、介護事業所の負担も少なくなります。

ただし重複するとその分、手数料などが発生する場合には、介護事業所としてその選択はしない場合もあります。

この場合には、新たに派遣された人ができる限り介護経験者であることが、円満な退職を生み出します。

ただ、これは辞める者というよりも派遣会社の責任となります。

これが難しい場合には、多少なりとも円満退職がかなわないこともある、ということを知っておきましょう。

派遣でも働きやすい介護の職場はどんなところ?職場探しのコツとは

派遣として介護事業所で働く場合、入居者がいる介護保険施設よりも通所や訪問系の方が働きやすいといえます。

なぜなら、ある程度時間で仕事を終えることができるからです。

入居施設となると、介護記録もたくさん書かなければなりませんし、会議などが多いこともあります。

ですから、なかなか時間どおりで終えることができない場合があるのです。

また入居施設の方がスタッフも大勢いるため、職場の人間関係という問題が生じやすくなります。

介護の仕事は対人援助、人間相手の仕事というのは疲れるものです。

そこに、働く職員との関係性も生まれるのですから、できる限り生じるストレスは少ない方が良いといます。

では、働きやすい職場を探すコツはあるのでしょうか?

介護業界は、他の施設について色々な噂が広がりやすい特徴があります。

ですから時間どおり帰れる事業所や、職員関係が良好な事業所、また管理者や経営者が介護について理解ある事業所などの情報を仕入れるようにしましょう。

通所施設や訪問施設であれば、仕事が終わる時間ぐらいに事業所の周りに行ってみると、職員がどのぐらいに帰れているのかが分かる場合もありますよ。

まとめ

いかがでしたか?

介護の仕事は、やりがいや喜びのある仕事でもありますが、大変な仕事の一つです。

介護事業所への派遣を辞めたくなった場合には、できる限り円満に退職できるように工夫しましょう。

というのもその事業所を辞めた後、別の介護事業所で派遣として働きたい場合には、円満に辞めないとよくない噂が広がる場合もあるのです。

ポイントは、辞めたくなっても焦らないこと。

じっくり、派遣会社の担当者と相談するようにしましょう!

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