介護利用者の暴力・暴言に悩んでいるときの対処方法とは?

一生懸命、利用者さんの介護をしているのに、暴言を吐かれたり、時には暴力をふるわれるのは、とてもショックですよね。

初めて見た時は、「お年寄りって優しいイメージがあったのに!」と、びっくりするのではないでしょうか。

「あなたの為に頑張ってるのに!」と怒りを感じたり、「何のために頑張っているのだろう…」と、やる気を失ってしまう方もいると思います。

そんな、利用者の暴力・暴言に悩んだ時の、対処方法を考えてみましょう。

介護の現場ではなぜ暴言や暴力が生まれるの?

施設にはいろいろな性格の方が集まっているので、もちろん、元々怒りっぽい方もいるでしょうが、利用者になってしまったが故の暴力・暴言もあります。

その原因がわかれば、解決できることもあるかもしれません。

考えられる原因を挙げてみましょう!

①要介護になってしまったイライラ、悲しみをぶつけている

身体が不自由になってしまったり、自分が自分で思うようにいかないというのは、私たちには想像もつかない、大きな悲しみだと思います。

大きな病気やケガなどを経験した方なら、少しは想像がつくでしょうか?

「なぜ自分が…」というショック、悲しみが、まだ介護者を信頼して言葉にできる段階ではない場合、暴言や暴力となって当たることがあります。

②家族の代わりに、甘えや寂しさをぶつける

上記に書いたようなイライラや悲しみは、本来なら家族に訴えたいことでしょう。

でも、施設で暮らしていたら、家族にぶつけることができません。

「本当は、家族と一緒に暮らしたいのに…」

と思っている方なら余計に、介護者に悲しみや寂しさをぶつけたくなるでしょう。

辛い、悲しい、孤独だという気持ちを上手く話せなくて、暴言や暴力という形で出てしまう方も多いです。

③不自由な生活、集団生活への不満

施設の生活は、起床時間や入浴、食事の時間など、生活時間が決められている所がほとんどでしょう。

自宅で気ままに過ごしてきた方にとっては、決められた生活は大きなストレスになると思います。

介護度が軽い方にとっては、外出やお買い物なども自由にできず、苦痛に感じる方もいるでしょう。

集団生活によるストレスも出てきます。

そういった不満を思わず、介護者にぶつける方も出てきます。

④生育歴によるもの

比較的、富裕層が多い施設では、あまりお目にかからないかもしれませんが、私が勤務した施設では、入れ墨を入れた方や、飲み屋街のような所で育った方などもいました。

そういう方は、いかにも柄が悪く、言葉も乱暴で、すぐに手が出る方も多かったです。

それが当たり前の環境で長年育ってきたのですから、仕方ないのかもしれません…

⑤地位が高かった人

上記と逆に、富裕層が多い施設では、会社の経営者など、元々高い地位についた方が多いと思います。

そういう場合、命令口調の方であったり

「介護者は何でも言うことを聞いて当たり前!」

という姿勢で発言をする方も中にはいます。

これも、そういう環境で長年やってこられたのですから仕方ないですが、こちらはムカッとしてしまいますね。

⑥認知症等により、感情が押さえられない

通常は、多少怒りなど感じても、それを表に出さず抑えることができます。

しかし、認知症の場合、感情の抑制が難しくなることがあります。

また、怒りを感じても、言葉で上手く伝えにくいため、暴力や暴言といった行動につながることがあります。

認知症の種類よっては、穏やかだった人が人が変わったように怒りっぽくなったり、幻覚への恐怖や振り払いたいという衝動から、暴力が出たりということもあります。

介護現場で暴力・暴言に悩んでいるときの対処法とは

一口に暴言や暴力といっても、その裏にはいろいろな原因がありますね。

では、それぞれの原因に対して、どう対処していけばよいでしょうか。

①受け止める覚悟が大事!

まずは、一生懸命介護をしていても、暴力や暴言はあり得ることだと覚悟しておかなければなりません。

そして、その裏にある様々な原因を探っていきましょう。

こちらも辛いですが、ご利用者様の気持ちを受け止めてあげましょう。

否定したり、こちらも感情的に返したりしても、絶対に上手くいきません!

「受容の精神」で接していくことがポイントとなります。

②一人で対処しない

先ほどは、受け止めよう!と記しましたが、じゃあ頑張ってみよう!と、自分一人だけで対処するのは危険でもあります。

比較的若い認知症の方なら、まだ十分体力があって、暴力を振るわれたら自分の身が危ないかもしれません。

そんな場合は必ず誰かを呼んで、複数で対応しましょう!

また、暴言を受け続けると、ストレスが溜まったり、ひどいと鬱になったりします。

他の介護者に相談したり、対処法を参考にしたりして、一人で抱え込まないようにして下さい。

③生活への不満は、改善点につなげる

集団生活を送る上では、どうしても生活にいろいろ制限が出てしまいます。

そのストレスや不満を全て、規則だからと突っぱねてしまわず、決まりを見直すようにしてみてはどうでしょうか?

もちろん、職員の人数配置や、安全面の問題との兼ね合いを考えたら、難しいことだと思います。

私が勤務していた施設では、もっと自由にお買い物をしたいという方の為に、移動販売の業者さんに来てもらったり、

どこに外出に行きたいというリクエストに応えて、月に1回の外出レクの日を設けたり、

健康・安全面で問題ない方のみ、居室で自由に飲食OKにしたり…という改善をしました。

利用者さんの不満を、QOLの向上に活かせたら、ストレスも改善されると思います!

④いろいろな方と付き合う社会勉強

お年寄り一人一人が、様々な人生を背負っています。

利用者さんから、そういう話を聞けることはすごく貴重な体験です。

怖い方、柄が悪い方も、打ち解けたらいろいろな話を聞かせてくれます。

私の場合は

「なぜ入れ墨を入れたのか」

「昔の卑猥な歌」

「社長時代の体験談」

など、普段は絶対出会うことのないタイプの方々から聞いた話は、すごく面白いなと思いましたし、普段の暴言が怖い人でも、恐れずに話しかけてみるものだなと思いました。

社会勉強と思って、怖い人ともコミュニケーションを取ってみて下さい!

⑤認知症への理解につなげる

認知症の方が、幻覚や妄想などで怒っている場合、それを否定してはいけません。

その方にとっては現実なので、否定したら余計に怒りが膨らんでしまいます。

まずは、その方にとっての現実を受け止めるような声かけをしましょう!

暴力など興奮の度合いが激しい場合は、落ち着くまで一旦離れるのも手です。

相手が感情を上手く言葉にできなくても、自尊心を傷つけないよう、丁寧にお話ししましょう。

認知症の方には、ついついくだけた口調で話してしまいがちな方も多いと思いますが、こういった症状を正しく理解し、相手を敬う気持ちを持って接しましょう。

暴力などの度合いがひどいようなら、医師と相談して、服薬の開始や薬の変更という対応
も視野に入れた方がよいでしょう。

まとめ

日々、一生懸命介護をされている方にとって、利用者さんの暴力や暴言は、大きな悩みだと思います。

でも、そういう方と信頼関係ができたと感じた時や、問題行動がなくなった時の喜びは大きいです。

問題行動が続いていても、そこで原因や対処法を考えことは、介護技術の向上にもつながりますし、あなたの人間性も大きく成長すると思います。

頑張って下さいね!

 

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