介護の職場を円満に辞める方法とは、退職までのスケジュールや退職理由の伝え方を確認

希望して就職した介護の職場であっても人間関係や給与などの待遇面、あるいは自分の体力などから、どうしても退職しなければならないことがあります。

悩みを抱えたまま仕事をしていられるほど、介護の仕事は楽ではありません。

また、自分の体調が悪ければ、入居者の命に係わることさえあります。

しかも、辞めるのであればできるだけ後味が悪くなるような辞め方はしたくありません。

では介護の職場で退職を決めた場合、退職までのスケジュールや理由の伝え方などを工夫することで、円満に辞めることができるのでしょうか?

介護の職場を円満に辞めるまでのスケジュール

退職を申し出る時期について考慮する

介護は、対人援助の仕事です。

対人援助の代表的な例として、医療における看護師の仕事があります。

よほど人材が豊富で、人手があり余っている事業所でなければ、目一杯の中で勤務を組んでいることでしょう。

また、日帰りで利用者が帰られるデイサービスやデイケアは、時間こそ違えど朝から夕までの仕事なので夜は帰れます。

しかし、入居者が居る施設だと夜勤業務が必ずありますし、定期巡回や夜間対応型の訪問介護においても、夜間のオペレーターが必要です。

こういった施設で、誰かが急に休むなど勤務に穴が空いてしまうと、その分、他のスタッフが勤務予定を変更して出勤しなければなりません。

つまり、介護の職場を円満に辞めたいのであれば、自分が辞めたとしても勤務が回るように配慮する必要があります!

多くの事業所では、就業規則などで退職を希望する一ヶ月前までには届け出るように定められていることでしょう。

しかし介護の職場の場合、しかも夜勤を行っていたスタッフが辞める場合には、夜勤業務が回ることを考えて、もう少し早めに事業所に伝えておいた方が良いですね。

もちろん「就業規則で一ヶ月前と決められているから…」と、一月前に申し出ても違反ではありません。

しかし、円満に辞めたいのであれば事業所側にも配慮を示す必要があります。

有休取得を希望するなら、さらに考慮する

介護の仕事で、毎年有休を使いきれる職場というのは珍しいものです。

ですから日数に違いはあっても、有休が残っている人の方が多いことでしょう。

法人の規定によっては、40日間も残っている場合があるかもしれません。

もし、退職する前に残りの有休を使い切りたいのであれば、残っている日数分は出勤しないことになります。

40日残っているなら、約2ヶ月です。

なぜなら勤務表を組む場合、残りの有休を40日間連続で組むことはできず、間あいだに施設が割り振る公休日も入れなければなりません。

40日間の有休を取得してから辞めたい場合、1ヶ月の公休が10日なのであれば、有休20日プラス公休10日で1ヶ月ですから、約2ヶ月は出勤しないことになるのです。

ということは、仮に12月31日で辞めたい場合、11月からは出勤しないことになります。

この間、代わりの人手があるのなら良いですが、自分が退職することによって誰かを新たに雇わなければならないとしたら、

せめて退職の3ヶ月前ぐらいには申し出ておいた方が、円満に辞めることができるでしょう。

「そんなに前に申し出たくない!」という人は、残りの有休消化をあきらめるか、日数を調整してもらうようにしましょう。

ゴリ押しすればするほど、円満退職は難しくなります。

また「残りの有休を賃金として買い上げて欲しい」と申し出るのも、あまり綺麗な辞め方とは言えません。

角が立たない退職理由と伝えるときのポイントとは?

一般的な理由を述べる

「角が立たない」という対象が誰なのかによって違いがありますが、一番無難なのは一般的な理由を伝えることでしょう。

①他の事業所で、自分の力を試したい
②他のサービスで働きたくなった
③(子育てや親の介護などで)自宅から近い事業所を探したい
④(夜勤がある事業所なら)日勤帯で働きたくなった

などです。

④の日勤帯の仕事については「ならここで、昼間働けばいいじゃないか。」と言われるかもしれません。

ですから、「日勤帯のみの常勤職員として働きたいけれど、この施設だと常勤は夜勤も行わなければならないから…」

というように状況が限定されることでしょう。

これらの理由は、事業所に対して角が立たたないと同時に、もしも一緒に働く同僚が原因で退職を決めたのであれば、それを隠すことにもなります。

例えば、正直に「●●さんとは一緒に働けない」と上司や管理者に退職理由を伝えたとしましょう。

介護施設のよくないところは、色々な噂が尾びれをつけて、しかも光の速さで回ることです。

きっと、誰かが原因で辞めるのだとしたら、退職を決めるまでに色々と苦しみ、悩んだことでしょう。

誰かにそれを相談していればもちろん、相談していなくても、結構みんな敏感に感じ取っています。

ですから、少しでも本当の退職理由がどこからか漏れれば「ヤッパリね」という噂が広がってしまうのです。

伝えるときのポイントとして、理由については、退職の意向を最初に申し出たときに伝えるのがベストです。

そうしないと、部署換えなど代替案を提案され、自分が思っている時期に辞められなくなることがあります。

退職の意志が固ければ固いほど、きちんと初めから伝えるようにしましょう!

また退職するまでの時期を考慮して、その範囲内でおさめることが大前提ではありますが、最初の直属の上司に伝え、

管理者には先に自分が伝えた方が良いのか、それとも上司から一言話をしておいてもらった方が良いのか、などを上司に確認しましょう。

そうすれば、上司としての立場も考慮することができます。

もちろん、伝え方については穏やかに、決して憤ることなく伝えましょう。

もともと、退職を申し出られた段階で上司や施設としてはショックなのです。

相手の気持ちにも配慮を示しましょう。

介護業界はどこでつながりがあるかわからない、丁寧な対応を

介護の仕事を円満に辞めた方が良い大きな理由の一つは、介護事業所というのは色々なところでつながりがあるからです。

地域の研修会で一緒になったり、従業員同士、あるいは管理者同士が知り合いだということも、少なくありません。

仮に、その知り合いがいる施設に転職したいと思った場合、円満退職をしていなければ悪い噂しか入りません。

医療や介護の業界は履歴書を持参した段階で、前施設の知り合いに転職希望者の情報を聞くこともあります。

これは、「入社してからのトラブルをできる限り少なくしたい」と思うためです。

ですから、介護業界はどこでつながりがあるかわかりませんので、退職するのなら丁寧な対応を心がけることが最善なのです。

まとめ

いかがでしたか?

介護の仕事は、結構独特な雰囲気のある職場です。

しかも、入居施設の場合は余計に、周りからは詳しく状況が分からない閉鎖的な面もあります。

ですから、古い法人内の習慣やしきたりに捕らわれている施設も、少なくありません。

介護業界というのは色々な施設がどこかでつながっているものですが、悪いしきたりなどが外部に漏れる際に、働いているスタッフの情報も漏れていきます。

なので、介護の現場を辞める時には、できる限り円満に辞めた方が得策なのです。

 

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