生活相談員の仕事を辞めたいと思ったらどうすればいい?

タイヨウ

タイヨウ
こんにちは、この記事を担当する介護職のタイヨウと申します。

今日は「生活相談員を辞めたいときの考え方」についてご紹介したいと思います。

 

介護事業所の生活相談員は、介護福祉士、社会福祉主事、介護支援専門員、社会福祉士などの資格を所有し、介護の実務経験が数年ある人が就く仕事です。

つまり、「介護業界においてはエキスパートである」ともいえます。

また、介護という仕事について良い意味で誇りがあるでしょうし、介護保険制度自体にも明るく、且つ周りの人との調和がしっかりとれる…

というような特徴もみられることでしょう。

しかしそのような人であっても、生活相談員の仕事を辞めたい…と思う時もあります。

では、そう思った時に具体的にどう考えて、どう行動していけば良いのでしょうか。

この記事でご紹介します。

生活相談員を辞めたい人に多い理由とは?

前述したとおり、生活相談員は介護分野において色々なことに知識がある専門家です。

そのような人が仕事を辞めたくなる大きな理由を、3つ挙げてみましょう。

辞めたい理由①:“人”が原因で辞めたい

介護の仕事は、介護が必要な高齢者と向き合い、生活をおくるために必要な援助を行う「対人援助」の仕事です。

そして、大勢の利用者を相手にするので一人では行えませんから、一緒に働くスタッフがいます。

タイヨウ

タイヨウ
いつでも「人」に接している仕事ですよね。

 

特に生活相談員として働いていると、利用者・スタッフだけではなく利用者の家族、ボランティア、市町村行政、他事業所などの人たちと関わる必要があります。

さらに事業所で起きた事故や虐待を疑われるケースの対応、調査、報告なども行います。

つまり、それだけ多くの「感情」と接しなければならないのです。

良い感情だけと接するなら苦しいこともありませんが、中には「負」の感情もあります。

怒り、苦しみ、悩み、不満…など、接すれば多少なりとも自分だって影響を受けます。

このようなことを繰り返していると、今度は自分が悩みや苦しみを抱えてしまい、生活相談員の仕事を続けることが難しくなってしまうのです。

辞めたい理由②:“事業所”が原因で辞めたい

介護事業所の生活相談員は、正直いってそんなに待遇がよくありません。

介護保険制度内で事業を営むのであれば、一番大きな収入源である介護報酬は国が基準を定めています。

タイヨウ

タイヨウ
事業所も収入を増やすことには限界があります。

 

その中で運営していかなければなりません。

いくら生活相談員の仕事内容が多岐にわたり、事業所にとってなくてはならない存在だとしても、一人だけ優遇するわけにはいかないのです。

ですから賃金、福利厚生の低さなどが悩みの種となることがあります。

また、介護職員を兼務していなければ生活相談員が実際の現場で介護を行うことは少ないものですが、

介護職員や看護職員など現場で働く職員を統括する役目を担っている場合があります。

何の問題もない介護現場はあり得ません。

利用者や職員、どちらも原因となり、日々色々な問題が起こります。

この時、事業所側が理解を示してくれ、生活相談員が統括しやすいように組織や指示経路を整備してくれたり、ある程度の権限をもたせてくれたりすれば、まだ良いのです。

しかしそれを行わずに、ただ「現場をまとめろ」としか言わず、何か問題が起これば「統括者である生活相談員の責任にする」ような事業所もあるのです。

このような理由から、事業所が原因で辞めたくなることがあります。

辞めたい理由③:“制度”が原因で辞めたい

介護保険制度は、3年ごとに介護報酬改定・5年ごとに介護制度改正がある、非常に内容が変わりやすい社会保障制度です。

なぜなら、今の日本は超高齢化社会。

後期高齢者の数が増えていくのに対し、それを支える働く現役世代の数や出生率が減る一方だからです。

また認知症患者が増大しており、2025年には5人に1人が認知症を発症するという予測もなされています。

介護が必要になったり、認知症を発症したとしても、持続して人間らしい生活をおくれるように制度設計を変えていますね。

介護事業所は、この影響をまともに受けます。

変わった制度の中でどのように運営していくか、利用者本位の介護を行いながらもどうやって収入を増やしていくかなど、先を見越した計画を立て、実行していかなければなりません。

生活相談員であれば、介護を行うというよりも事業所の経営、運営にも関わることになります。

そのため、制度が変わるごとに本当に大変な思いをして

「情報収集し、分析し、戦略を練り、実行し、また次の改正に向けて準備する…」

ということを繰り返すのです。

このことに疲れてしまい、辞めたくなる人がいます。

生活相談員を辞めた後はどうする?生活相談員の転職先とは?

生活相談員を辞めたくなる理由は分かりました。

では、本当に辞めたとしたら、その後どうすれば良いのでしょうか。

タイヨウ

タイヨウ
再就職しやすい転職先などがあるのでしょうか。

 

生活相談員から他の介護職種にチャレンジしてみる

生活相談員ではなく他の職種にチャレンジすることができますが、どんな職種がふさわしいのかは、辞めたくなった理由とリンクしますので別々に考えてみましょう。

①事業所が原因で辞めたい場合は「社会福祉士」や「ケアマネ」

介護事業所は、前述したとおり規模によってだいたい収入が決まってきますから、ある程度どこも同じような運営となります。

もちろん、経営者の考え方によって「利用者本位」なのか「事業所優先」なのかなど、差はあります。

しかし、そのどちらであったとしても事業所が原因で辞めたいのであれば、介護事業所を離れる方が良いかもしれません。

タイヨウ

タイヨウ
スムーズに転職先の仕事についていけるとしたら「社会福祉士」も1つです。

 

ただこの仕事を行うには、当然ですが社会福祉士資格を所有していなければなりません。

4年生の福祉系大学などを卒業していれば、所有している人もいるかもしれませんが、所有していない場合には転職する前に受験するようにしましょう。

今は、通信教育でも社会福祉士資格が取得できます。

ちなみに、社会福祉士として働く主な職場は、地域の社会福祉協議会や行政も含めた地域包括支援センター、また自立支援法で営む障がい者系の事業所となるでしょう。

子どもを相手にする場合もありますが「子供だけ」というわけにはいきません。

また、介護支援専門員(ケアマネージャー)の資格を所有しているのであれば、居宅ケアマネや施設ケアマネに転職することもよいでしょう。

主に、利用者支援やサービス計画の立案が業務となります。特に施設ケアマネの場合には、生活相談員のように外部との連携を図る機会が少ないため、ストレスも減ることでしょう。

②人が原因で辞めたい場合は「事務職」

この理由の場合には、正直いって介護業界の他の職種への転職は難しいかもしれません。

なぜなら、介護の仕事は何かしら人と関わることが多いからです。

ただその中でも、比較的他の職種より人と関わらないで済むとしたら「事務職」でしょう。

介護保険請求事務、経理、財務、人事など、いずれにしても利用者や職員と関わる時間は減ります。

タイヨウ

タイヨウ
ただ、経理や財務などは専門的な知識もある程度必要です。

 

しかし、今はパソコンが主流となっていますので、パソコン入力ができれば行いながら慣れていくことができるでしょう。

③制度が原因で辞めたい場合には「介護職」

介護保険制度内の介護事業所で働いていながら、最も介護保険制度に関心がないのが「介護職」や「看護職」、「調理職」など現場スタッフです。

「それではいけない」としばらく前から指摘されてはいますが、変わらぬ現状があります。

もちろん、現場で働くスタッフも制度改正の影響は受けます。

タイヨウ

タイヨウ
働き方が変わるかもしれません。

 

それでも「利用者本位のケアを行う」ことについては、どの制度改正においても同じです。

利用者の意向を叶えるための手段は制度改正によって変わることもありますが、経営や運営に携わるほど頭を悩ませることは減るでしょう。

④生活相談員として他の職場で再スタートしてみる

転職というよりも「転職場」というのでしょうか。

A事業所の生活相談員を辞めて、B事業所の生活相談員として働く、ということです。

事業所によって運営方針や経営方針が違いますので、細かいところには違いが出てきますが、大きなくくりでいえば、生活相談員の仕事はどの事業所でもだいたい同じです。

もちろん、サービスが変われば違いがあります。

例えば特養や老健などの介護保険施設の相談員は、家族や外部との連携や入退所に係るベッドコントロールが大きな仕事ですが、

デイサービスの生活相談員は介護職員と共に実際の介護を行うことが多いものです。

ですから、今行っている生活相談員の業務内容を行いたいのであれば、同じ介護サービス種類の他事業所で再スタートをきるようにしましょう。

生活相談員を辞める前に知っておきたいこと

では次に、生活相談員を辞める前にどんなことを考えておくとよいでしょうか。

①いまの職場を辞めるまでのスケジュール

タイヨウ

タイヨウ
どんな職種でも辞める前には引継ぎが必要です。

 

生活相談員の場合、大雑把ではありますが次のような引継ぎを行うことが考えられます。

・入居(利用)者のご家族との連携を図るための業務
・医師や歯科医師など、業務委託を行っている先との業務全般
・入居申し込み者への対応や入居判定委員会など、入退去業務に係る全般
・自分の事業所の長期・中期的な経営ビジョンや運営方針など
・事故や苦情、トラブルが発生した時の対応方法など
・人事評価制度における現場職員との面接、評価など一連の業務

などです。

箇条書きで挙げてはありますが、非常に多くの業務に関わっています。

これらの引継ぎを行うまでのスケジュールを逆算して、辞める時を決めるようにしましょう。

②次の職場の候補は早めに探して始めておく

これは、生活相談員の仕事に限らずどんな仕事、職種でもそうでしょうが、仕事を辞めたら収入がありません。

探している間は失業保険を支給してもらえるかもしれませんが、正規常勤で働いていたのであればかなり収入が減ります。

家族がいる場合、生活にも直結してきます。

そのため、次の職場の候補は早めに探し始めた方が良いでしょう。

特に介護業界内で転職するつもりであれば、業界内は何かしら横のつながりがあるものです。

タイヨウ

タイヨウ
いつ、どんな情報が流れてくるか分かりません。

 

介護職専門の求人サイトなどを使って、こまめに求人情報をチェックしておきましょう。

働きながらで忙しい方なら、求人サイトの担当者さんに希望の条件だけ伝えて、良い条件の求人が見つかったときに知らせてもらうのも良いですね。

タイヨウ

タイヨウ
スマイルサポート介護は介護の求人が多いのでおススメです。

 

いずれにせよ余裕をもって臨むことがポイントです!

まとめ

いかがでしたか?

介護業界のエキスパート、生活相談員だって仕事を辞めたくなることはあります。

しかし「転職」というのは、少しでも自分らしい人生をおくるために行う、前向きな選択といえます。

ぜひ、この記事で考えたポイントを押さえて、ポジティブに転職活動を行いましょう!

タイヨウ

タイヨウ
あなたに合った職場が見つかると良いですね。

スマイルサポート介護の詳細を公式ページで確認する

 

関連記事

新卒で介護職に就きたい方へ、志望動機を作成するときのポイントは

ケアマネの転職方法とは?転職先や仕事探しのポイントは?

社会福祉士の仕事を辞めたいと思ったらどうすればいい?

社会福祉士の転職面接でよく聞かれる質問と志望動機の答え方とは?

生活相談員の転職方法とは?転職先や仕事探しのポイントは?

ケアマネの転職面接でよく聞かれる質問と志望動機の答え方とは?