特養への転職:介護職の志望動機の書き方のポイントと例文集

平成12年に介護保険制度が始まる前から、特養(特別養護老人ホーム)は存在していました。

介護が必要な高齢者が最終的にいきつく場所、というようなイメージでしょうか。

特養は、他の介護保険施設と比べて給与や福利厚生などの職員処遇が良いといわれているため、今でも、介護の仕事に就きたい人からは人気がある施設です。

では特養へ就職したいために志望動機を書く場合、どのように書けばよいのでしょうか。

特別養護老人ホームの志望動機を書く前に。抑えておきたい特養の特徴

知っておきたい特養の特徴①:生活を支える介護

特養は病気を治す施設ではなく、あくまでも、介護が必要な方の生活を支えるための施設です。

つい、入居者様の病気や後遺症などに目がいってしまい、食べ物や日常生活上の動作などを制限してしまいがちなのですが、

ある程度の健康管理は必要だとしても、病院のように遵守しなければならないわけではありません。

生活を支えるためには、業務優先であってはなりません。

冒頭で述べましたが、特養は介護保険制度開始前からありました。

しかしその当時は、職員優先、業務優先で入居者様の気持ちや生活なんて二の次でした。

今ではだいぶ改善されてきていますが、それでも、他の介護保険サービスの仕事を経験している人の中には、業務優先で考える人がまだまだいるようです。

志望動機の欄に「適切に介護したい」と書くのと「適切な介護で生活を支えたい」と書くのでは、大きな違いが現れるのです。

知っておきたい特養の特徴②:多職種がいる強み

特養の特徴の一つに、施設の中で介護・看護・医療・リハビリ・給食・相談援助・洗濯など生活に必要なすべてがまかなわれる、ということが挙げられます。

高齢者の介護をする上で大切なことは、基本的には年々、色々な機能が衰えていくということを念頭におくことです。

ということは、何かあった時に色々な職種がすぐに協力し合える、というのはとても強みになります。

特養ならほぼすべてのスタッフが同一施設内にそろっていますので、必要な身体ケアをすぐに受けることができ、嘱託医等の往診も受けることができます。

このように多職種がいる場合、それぞれの分野の視点をもって入居者様と関わることができますので、より良いサービスにつながりやすくなります。

知っておきたい特養の特徴③:夜勤があり、土日祝日や年末年始などは関係ない

病院の入院患者さんもそうですが、特養には入居者がいるため24時間365日サービスが提供されています。

つまり夜勤業務もありますし、土日祝日・年末年始・GWも関係ありません。

一ヶ月の勤務は「月間勤務表」のようにシフト制になっています。

つまり、一週間に40時間程度働くことを想定した変形労働時間制です。

一月の休日数は、法人や施設によって異なりますが、だいたい8~10日前後でしょう。

介護が敬遠される理由として、この変形労働時間制による勤務形態があります。

特に子どもなど家族がいる場合、やはり土日祝日の休みというのは魅力的です。

特養を志望する際に、土日祝日、年末年始などにこだわらず仕事ができる状態にあるなら、それを踏まえた志望動機を書くことは、採用への大きな一歩となります。

パターン別、特養の志望動機の5つの事例集

では、具体的にどのように志望動機が書くと良いのかをご紹介します。

パターン①:介護経験者の場合の志望動機

今までの介護施設では、業務優先になってしまい利用者様(または入居者様)本位の介護ができませんでした。

貴施設は、入居者様の生活を第一にしていることで有名です。

わたしも、どうせ介護の仕事をするなら入居者様に寄り添い、一人ひとりの方の生活を、人生を大切にしたいと考えました。

もちろん、一人でできることは限られているので「チームケア」を重視した中で、自分の役割をしっかり果たしていきたいと思っています。

そして「この施設に入れて良かった!」と言ってくれるおじいちゃん、おばあちゃんが一人でも増えるように、自己研鑽を積んでいきたいと考えています。

(267文字)

 

パターン②:介護未経験者で、資格がない場合の志望動機

以前から介護の仕事に興味があり、いつかは就いてみたい…と考えていました。

今回、貴施設の求人を拝見し、自分としてもちょうどよい機会だったので、ぜひお願いしたいと思い応募させていただきました。

介護の経験もなければ資格もありませんので、即戦力にはならないかと思います。

しかし、今までもそうでしたが、たとえ初めてのことでも途中で投げ出さずにきちんと取組んできました。

また自分の能力を向上させていくことが、ひいては施設のためになると思っているので、スキルアップには貪欲に取り組みたいと考えています。

未経験のため始めはご迷惑をおかけするかもしれませんが、ぜひ、わたしのやる気を買ってください。

(290文字)

 

パターン③:介護未経験者で資格(介護職員初任者研修または訪問ヘルパー2級)がある場合の志望動機

介護の仕事がしたいと介護職員初任者研修(訪問ヘルパー2級)を修了しました。

実際、施設実習をとおして是非、やってみたいという想いが強まったのですが、やむを得ない家庭の事情(など、ご自分の状況に応じて)で、実際に働くことはできませんでした。

この度、その事情も変わり介護の仕事ができるようになったので、今度こそ!と思い応募させていただきました。

研修修了から日が経っているため、いちからやり直しになるかもしれませんが、一日でも早く学んだことを思い出し、実際の仕事に活かせるように頑張りたいと思っています。

そして介護の仕事をするなら、生活に密着することができる特養がいい!と考えていました。

ぜひ、わたしにチャンスを与えてください。

(310文字)

 

パターン④:訪問介護の経験者で多職種の連携を望む場合の志望動機

今まで、訪問介護(訪問入浴など)で〇年働いてきました。

やりがいはあったのですが、訪問介護は基本的に介護職員しかいません。

分からないことがあった時、ベテランの先輩に聞くことはできるのですが、経験を積めば積むほど看護職員など他の専門職員の意見を聞きたい、と思うようになりました。

特養は、入居されている皆さまのために、多くの職種が平均的にバランスよく配置されていると聞いています。

わたしもそのような環境で、自己研鑽に励みながら一人でも多くの入居者様を笑顔にしたいと思っています。

(236文字)

 

パターン⑤:業務優先施設で介護経験者の場合の志望動機

今まで介護の仕事を行ってきて、どうしても感じていることがあります。

それは、利用者本位の介護も大切だし、働く職員のモチベーションも同じように大切だ、ということです。

職員側にも心に余裕がないと、利用者本位の介護ができなくなると思います。

そのためにもわたしは、貴施設で働けるとしたら職員同士の「和」をとても大切にしていきたいと考えています。

そして、諸先輩方が築き上げてきたケアを大切にし、貴施設の伝統を守っていきたいと考えています。

 

まとめ

いかがでしたか。

介護保険施設の中でも働くのに人気がある特養なら、自分のスキルアップにもつながります。

さらに待遇が良くなれば、自分の生活の質を上げることもできるのです。

ワーク・ライフ・バランスの向上を目指すうえでも、特養への転職を目指してみてはいかがでしょうか?

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